ラノベが原作のお話の漫画化。
天井裏に潜む隠密の少女が皇帝に見初められ
持ち前の明るさと天然っぷりで、皇帝のまわりの人たちにも
認められていくお話。
全2巻。
以下、ネタバレです。
ラノベ原作って手を出したらキリがないので
あまり読まないようにしてるんですが、
これはタイトルに惹かれて読んじゃいました。
漫画化されてるのは「少女」がみんなに認められるところまで。
原作の小説ではもうちょっと続くそうです。
他国から送りこまれた密偵があまりにも自然に帝国に馴染んでるのと
天井裏が密偵たちのたまり場になってるところが斬新でとても面白かった。
そこに自国の皇帝とか、宰相が潜り込んでるのとかもね。
ストーリーはよくある何も持たない少女が皇妃としてまわりから
徐々に認められていくっていう流れですが、少女がとってもまっすぐで
清純で、そしてちょっぴり天然で好感度高め。
ずっと好印象のまま、終わりを迎えられました。
唯一残念だったのが、少女に名前がなくというか、この国の人
すべてに名前がなくみんな立場を名前としてるところ。
皇帝はまだしも、西の国の誰とか、どんどんわからなくなった。
そのせいで少女もずっと「オチビ」という呼ばれ方。
せめて主要人物には名前をあげてほしかったな、と。
そうすればキャラへの愛着もますます強くなったと思うので残念です。