無事、完結ということで一気に読みなおしました。
以下、ネタバレ全開です。
吸血鬼を見分けられる特殊な力を持つ少女と、
吸血鬼ハンターを生業とする青年の物語。
実は小さいころに接点があり、そのこともあって
青年は少女に近づくんだけど…
結局、そのことは物語の終わりまで明かされなかったなぁ。
昨今の少女漫画の風潮だった「ただえろいだけ」っていうのが
また「ストーリー重視」に戻ってきてる感じがして
とても嬉しい気持ちで最後まで読み切りました。
ただ、もしかしたらまだ不本意な形での終わり方だったのかな?
最後の二巻で怒涛の展開があり、まだ回収しきれてない伏線が
ある状態で完結ってなっていたのがとても残念でした。
続編という形ではむりなのかもしれないけど、
番外編みたいな形で、回収しきれなかった伏線を回収して
憂いなく二人の幸せを祝いたいなと思います。
全体的に絵はとてもきれいで、背景描写も服装の描写とかもとても丁寧。
シャーロックの時代のイギリスが好きな方や、吸血鬼がテーマのお話が
好きな方にはたまらない作品なんじゃないかと思います。