結果的に、母親の死の真相を解き明かしていく推理小説だけど
描写に一部想像すると辛くなるシーンがあるので要注意★
主人公は獣医の青年。
彼のもとに突然、弟の嫁と名乗る女性から
電話がかかって来て、物語が始まっていく――
義理の父親とか、父の違う弟とか
人間関係が結構複雑で、途中で混乱(汗)
とりあえず、主人公と父親違いの弟の母親が
かなり昔に謎の事故死をしていて、
その件について、弟は納得していない。
そして、過去のことを知ってるであろう
主人公の義理の父親が今死の縁にある……という状況。
そこに義弟の嫁を名乗る女性が出てきて、
さらに義理の父の実家に人間まで絡んできて……
途中から、混乱しつつも、やめどころが見つからなくなり
一気に最後まで読んじゃうほどのめりこんだんですが
自分にも主人公と同じトラウマがあるためかなり辛い内容でした。
あと、義弟の嫁の性格が個人的に好きになれなくて
これまた読んでて辛かった。
と、ダブルで読むのしんどいお話だったんですけど
物語としては難しい内容尽くしなのにとても読みやすくて
あー、やっぱりすごいなぁと実感。
最終的に主人公が選んだ女性が違っていれば、
さらに高評価でした。
(これは個人の好みの問題(笑))