映画を見にいったことをきっかけに再読しました。
以下、ネタバレ含みます。
高級ホテルに潜入捜査のためにやってきた刑事たちと
そのホテルで働くスタッフたちの物語。
フロントスタッフとして潜入した新田と
新田の教育係になった山岸が主人公。
全体的に読みやすい文章で難しい言葉もなく
詰まるところもないのでスムーズに読めた。
事件の起こる場所の暗号のつくり方や、
犯人に関する伏線とかが明らかになるたびに
「あー、それ！」ってなって、すごいなと感嘆。
緯度から事件起こした日の日付を引いたら
次の事件の場所になるとか、そんなんどうやったら
思いつけるのって感じでした。
あと、犯人も。
まさか、一度出てきた人がもう一度出てくるとは
思ってなかったし、山岸が過去にあったこととして
話した内容が事件の根幹にあるとかも思わなかったし。
いい意味で人をだますのが本当に上手な作家さんだな、と。
だから、いろんな作品出るたびに読んじゃうんですよね。
もうすこし新田と山岸の話が読みたいなと思って探してみたら、
どうやら事件の前のお話と、その後のお話が発刊されてる模様。
まずは前のお話から読んでみようと思います。
